2008年 08月 25日
雪崩と爆発 |
ここのところクレイギーバーンは豪雪で大変でした。仲間と2人で3日間ほど山の中腹にあるデイロッジに篭っていました。
なぜなら朝、スキー場をオープンする際ロープトゥのエンジンをかけるためにハイクアップするときに、雪崩地形のど真ん中を横切らなくてはならないので、その前に人工的に雪崩を起こして安全を確保するための人間が必要だからです。
そうでない場合は安全な尾根を2時間以上かけて上がって行かなくてはいけません。そのあと雪崩管理に入るとオープンできるのは、午後になってしまうので大雪が予想される場合、誰か泊まることになるのです。
その日は風も雪の降りも激しく泊まることに決定。夜は売店の食べ物を食べたりビールを飲んだりして楽しみ8時には就寝。
朝、ロッジの前のデッキの上には50cm以上の積雪が。風も強く吹き、雪崩の危険がかなり高いので普段は使わない細い尾根を攀じ登りいつものルートへ。一発目の爆弾を投げ爆発。雪崩発生せず。がっかりして反対側を向き立小便をして振り返ると反対側の斜面の雪が雪崩れて無くなっていた。おそらく自然発生するかしないかのギリギリのところでフラフラしていた積雪が爆発の衝撃で雪崩れたものと思われた。
ベースの方まで流れていったのは確実だがいまいる場所からでは確認できない。そのまま進み尾根の反対側に投げるとそこでも雪崩れる。3発目を投げるとそこでも発生しロープトゥの支柱を半分埋める。調子に乗り次へ向かおうとすると、危険すぎるからデイロッジに戻れとの無線が入る。僕らは完全に安全な尾根の岩の上にいるし不満だったが本部のほうで一発目の雪崩の被害にびびったらしい。もう少し進み下を確認するとかなり下まで雪崩が到達し周りの森にも被害が出ている。渋々引き返す。
本部のほうで会議が開かれ、翌日ヘリコプターで爆弾を落とし雪崩を発生させることに決定した。どうやら雪崩は森だけではなくロープトゥの支柱も爆風でなぎたおしたらしい。雪崩のサイズ4
夜、風はあったが朝ほどでもなく、月もきれいに出ていたので一本だけ安全な斜面で、1人フルムーンスキーを楽しむ。本当に短かったけどね。
次の日ヘリが飛んできて周辺の斜面に爆弾を落とし始める。ほとんどの箇所は結果無し。しかし昨日雪崩が発生した上の斜面に爆弾を投げ込むときれいに発生。サイズ3.5
その後、2人のバックパックにいっぱい爆弾を詰め、昨日の尾根の上に戻りハンドチャージを再開。
弾薬庫が空っぽになるまで爆発させた。爆薬のいじりすぎか指がボロボロになった。
天気も良くなり爆薬も使い果たし山を下りる。そのあとなぎ倒された支柱の修理へ。 宿泊しているお客さんも総出で雪かきや支柱の修理をする。このスキー場はお客も働くのだ。なかなか面白い3日間だった。
なぜなら朝、スキー場をオープンする際ロープトゥのエンジンをかけるためにハイクアップするときに、雪崩地形のど真ん中を横切らなくてはならないので、その前に人工的に雪崩を起こして安全を確保するための人間が必要だからです。
そうでない場合は安全な尾根を2時間以上かけて上がって行かなくてはいけません。そのあと雪崩管理に入るとオープンできるのは、午後になってしまうので大雪が予想される場合、誰か泊まることになるのです。
その日は風も雪の降りも激しく泊まることに決定。夜は売店の食べ物を食べたりビールを飲んだりして楽しみ8時には就寝。
朝、ロッジの前のデッキの上には50cm以上の積雪が。風も強く吹き、雪崩の危険がかなり高いので普段は使わない細い尾根を攀じ登りいつものルートへ。一発目の爆弾を投げ爆発。雪崩発生せず。がっかりして反対側を向き立小便をして振り返ると反対側の斜面の雪が雪崩れて無くなっていた。おそらく自然発生するかしないかのギリギリのところでフラフラしていた積雪が爆発の衝撃で雪崩れたものと思われた。
本部のほうで会議が開かれ、翌日ヘリコプターで爆弾を落とし雪崩を発生させることに決定した。どうやら雪崩は森だけではなくロープトゥの支柱も爆風でなぎたおしたらしい。雪崩のサイズ4
夜、風はあったが朝ほどでもなく、月もきれいに出ていたので一本だけ安全な斜面で、1人フルムーンスキーを楽しむ。本当に短かったけどね。
次の日ヘリが飛んできて周辺の斜面に爆弾を落とし始める。ほとんどの箇所は結果無し。しかし昨日雪崩が発生した上の斜面に爆弾を投げ込むときれいに発生。サイズ3.5
弾薬庫が空っぽになるまで爆発させた。爆薬のいじりすぎか指がボロボロになった。
天気も良くなり爆薬も使い果たし山を下りる。そのあとなぎ倒された支柱の修理へ。
by iwaobum
| 2008-08-25 07:27
| ニュージーランド冬